
カナリーヤシ
カナリーヤシは、葉を広げると5mにもなるシンボルツリーに人気の大型種で、フェニックスの名で販売されます。若い葉は上に伸び、下葉は下垂するので、球状の打ち上げ花火のようになるのが特徴です。耐寒性:-6.5℃
特殊樹(ヤシの木)のあるナチュラルな庭を作ってみたいと思いませんか。おしゃれな特殊樹(ヤシの木)にはどんな種類があるのか、商品を一覧でご覧いただくとともに、費用相場や植え方、日陰に植えられる種類など、初心者が気になるいくつかの疑問にお答えしたいと思います。
特殊樹とは、例えばヤシの木のように、おしゃれな異国情緒あふれるフォルムを持つ樹木の種類です。一般的な樹木のように枝先に葉が茂るイメージとは異なり、基本的に単幹(一本立ち)で、上部に広がるように葉が茂る独特の樹形を持つため、個性的な庭の演出を可能にします。
「普通の樹木ではつまらない」「人と違った玄関アプローチにしてみたい」そんなこだわりのマイホームの庭木を検討中の方におすすめです。これひとつで、インパクトのあるおしゃれな住宅の顔になりそうです。想像しただけでワクワクしますね。
ヤシの木と言うと、大きな羽のような葉がパラソルのように広がり、ココナッツが実っている「南の島」を思い浮かべるかもしれません。しかしヤシの木は、ハワイアンやサーファー風に限らず、カリフォルニアやマイアミビーチのイメージの「アメリカン住宅」の庭木や、ヨーロッパ「地中海風住宅」の庭木、そして「アジアンリゾート風」の庭木、「中東イスラム風」の庭木、おしゃれな「和モダンの家」の庭木にもよく似合います。自宅でカフェや雑貨店、サロンなど癒し系のお店を開いている方にもおすすめです。
ヤシの木(椰子)とは、単子葉植物ヤシ目ヤシ科に属する植物の総称ですが、この記事ではヤシ科にこだわらず、ヤシの木に近い見た目をした、おしゃれな観葉植物の庭木も含めて「ヤシの木」と呼んで一覧でご紹介していきます。
人気のヤシの木の種類は、ソテツ、カナリーヤシ、ワシントンヤシ、ドラセナ、ココスヤシ、シュロ、フェニックスロベレニーなどがあります。ヤシの木は、テーマパークやリゾートホテルなどで高木のおしゃれな並木を見かけるので、これが自宅に植えられるの?と心配になるかもしれません。しかし、若いヤシの木で高さ1m~3mのものが、庭木用に通販でも販売されています。
庭木用のヤシの木の相場は、およそ2万円前後から、数十万円まであるようです。ヤシの木は成長が遅いため、巨木になればなるほど値段が上がります。樹木は一般的に、成長が遅く流通が少ない種類だと値段の相場が高めで、成長が早く流通が多い種類だと費用相場は安い傾向にあり、ヤシの木もそれに当てはまります。
ワシントンヤシやカナリ―ヤシなどは、原生地では20mにもなる高木ですが、日本では特に成長が遅く、年に5cm~15cmくらいしか伸びません。高木になるまでに50年~100年といったスパンでの成長なので、その分費用もかかってしまいます。
値段が安いからといって幼苗から育てると、見栄えのするサイズになるまでモチベーションが続きませんよね。シンボルツリーにするなら、最初から見映えのする高さのヤシの木を植え込むのがおすすめです。幹高が2m以上だと10万円以上の値段相場ですが、マイホームの「顔」になるので、それだけの費用の価値はあると思います。通販なら値段が一覧で見られるので、安心してお気に入りの一つを見つけられそうですね。
特殊樹のヤシの木を、自分で無事に植えられるのか、不安になりますよね。ガーデニングは得意でも、ヤシの木を植え込んだことがある方は少ないでしょう。ヤシの木は乾燥気味を好んだり、痩せ地を好んだり、種類によって様々です。果たしてヤシの木を自分で植えることは可能なのでしょうか。
通販や園芸店でよく販売しているヤシの木は、幼苗を使った小さな鉢植えで、観葉植物として扱われています。背丈の小さいものや重量が軽いものをサブツリーとして植えるなら、通販サイトなどで植え方を調べれば、問題なく植えられるかもしれません。
しかし、おしゃれなシンボルツリーの庭木は、基本的に幼苗ではなく、見栄えのよい大きさのものを使います。ヤシの木は、1トン近くと大変重量が重いため、ユニックなどの重機を操作する必要がでてきます。危険を伴う作業ですので、不慣れな方は、費用は掛かってしまいますが、造園専門業者に依頼することをおすすめします。
ヤシの木というと、南の島を連想させるので、よく日が当たらないと育たないのでは?と思われるかもしれません。実はヤシの木には、日陰でも育つ種類がたくさんあります。ジャングルなどでは、もっと背の高い樹木の下に生えていることもあるからです。日向・日陰で育つヤシの木を一覧で見てみましょう。
日向で育つヤシの木の種類は、カナリーヤシ、ワイントンヤシ、ソテツ、チャメロプス、コルジリネ・オーストラリスパープレアなどがあります。日なたを好むヤシの木であっても、幼苗期や通販で購入した直後は、半日陰のほうが好ましい場合もあります。真夏の直射日光は避けて管理しましょう。
日陰で育つヤシの木の種類は、テーブルヤシ(チャメドレア・エレガンス)、シュロチク、セフリジヤシなどです。また、半日陰でも育つ種類は、ココスヤシ、フェニックスロベレニー、アガベ、ドラセナ、コルディリネ・アトロプルプレアなどがあげられます。耐陰性はある程度クリアできそうですが、むしろ問題なのは「耐寒性」ではないでしょうか。通販サイトでは値段だけでなく、自宅でも無事に冬を越せるのか、耐寒性もよく調べて選びましょう。
ヤシの木は、単幹が上に伸び、大きな羽根状の葉が噴水のように広がるゴージャスな姿が魅力です。一般的に、広さが直径5m位あるとよいと言われています。直径5mとは坪数でいうと、なんと6坪もの敷地が必要ということになるのです。葉が道路に出たり、建物の外壁にかかったりするのはよくありませんし、ヤシの実が落ちて車が汚れるのも困ります。専門のスタッフが現地を見ないと、植えられるかどうかは何とも言えないのです。
ヤシの木の中でも、なるべくシャープな樹形のものを利用すれば、狭い場所でもおしゃれに植え込めます。例えば、シュロチクやフェニックスロベレニーです。あとはヤシ科ではありませんがニオイシュロランやコルジリネ、ユッカなどもヤシほど幅を取らずおすすめです。狭いからと諦めないで、まずは専門業者に相談してみてくださいね。
※業者によってはヤシの木の取り扱いがないところもあります。庭木の通販でなら取扱店を見つけることができるかもしれません。
おすすめ、ヤシの木、人気ヤシの木を、シンボルツリー、サブツリー、低木の用途別に分けて一覧でご紹介いたします。
ヤシの木のシンボルツリーは、幹高が2m以上のものが人気です。サブツリーなら、背丈が1m~2mのものをおすすめします。ヤシの木に添える低木は、ヤシの幼苗を利用するか、エキゾチックな雰囲気の観葉植物がおすすめです。大小のヤシの木を複数本植え付ける時は、不等辺三角形になるように配置すると、こなれた印象でおしゃれですよ。
シンボルツリーに人気のヤシの木を、3つ選んでご紹介します。
サブツリーに人気のヤシの木を、3つ選んでご紹介します。
低木で人気のヤシの木を、3つ選んでご紹介します。
南国風のガーデンやドライガーデンに似合うヤシの木の種類を一覧でご紹介します。
南国風ガーデンには、前述のワシントンヤシやカナリ―ヤシもおすすめですが、まだ出てきていない品種で3つ選びました。
ドライガーデンにおすすめのヤシの木類は耐乾性、耐寒性ともに優れた種類です。ヤシではありませんが、カレックスやユーフォルビアなど耐乾性に優れた小さい植物もポイントに植えるとおしゃれにまとまります。