購入後の庭木の水やりについて

水やりの頻度と目安

季節ごとの水やりの目安

植栽後1年間の春・秋は2日に1回、夏は毎日水やりを行いましょう!

水の与え方

株の根本に水を与える

お水を与えるときは、株の根元に与えるのが効率的です。

特に鉢植えの場合は、上から与えると葉っぱを伝って外側に流れていってしまうため鉢の中の土にはほとんど水が吸収されなくなってしまいます。

また、夏場などの日差しが強いときには、水がレンズの役目をはたし、葉っぱが焼けてしまう可能性もあります。

その際は根本に水をたっぷり与えてあげましょう。

根は水を求めて地中深くまで根を伸ばしていき、根っこが呼吸するのに必要な酸素を供給していきます。

季節別水やりポイント

新芽が出たり花を咲かせたりと成育の盛んな時期であり、植木は多くの水を必要としています。

水が不足すると、お花をたくさん咲かせた後に、疲れで枝が枯れる場合もあります。

水やりのペースは気温や土の乾燥具合にもよりますが、2日に1回あげてください。

春の水やり
【注意点】

ただ、春になったからといって急に水の量を増やしてしまうと根腐れの原因となるので徐々に増やしていきましょう。

夏場は気温も高く、人間と同じように植木も水が不足しがちです。
朝の涼しい時間帯(~9時頃まで)と夕方(17時以降)の1日2回あげましょう。

夏の水やり
【注意点】

暑い時間帯の昼間などに水遣りを行うと、水が温められ根が傷つく可能性があります。
また、夏場は水道やホースが温められ、最初はお湯が出てきます。
冷たい水が出てくるのを確認してから水やりをするようにしましょう。

春と同様、気温や土の乾燥具合を見て2日に1回水やりを行います。
残暑が厳しい場合は毎日水やりをしましょう。

秋の水やり
【注意点】

冬になるにつれて気温が下がってきたら水の量を徐々に減らしてあげましょう。

植木は必要最低限の水しか吸わなくなるので、晴天が続いたとき以外はあげなくても大丈夫です。
ただ、植え付け直後の常緑樹や鉢植えは3日に1回、凍ってしまわないお昼頃に水やりを行います。

冬の水やり
【注意点】

気温が下がる夕方に水を与えると、水気を含んだ土の温度が冷えて凍結し根腐れの原因になる場合があるので注意が必要です。

2年目からの水やりは?

1年目に比べると根も成長し乾燥にも強くなっていますので2年目からは晴天や乾燥が続かない限りは水やりの必要はありません。
(逆に水を与えすぎると根腐れを起こす原因になります。)自然の雨に任せましょう!

まとめ

木が元気に育つかどうかは、肥料でもなければ、木の健康状態や性質でもありません。すべて水やりの適切な頻度や量で決まります。

水のあげすぎも木には悪いですが、あげなさすぎの方が枯れる可能性は高くなってしまいます。
そのため、水やりには最低限の注意を払ってください。

なお、水不足による枯れでは、枯れ保証対象外となりますのでご注意ください。
詳しくは、『枯れ保証について』をご確認ください。

※枯れ保証対象商品はシンボルツリー、サブツリー、生垣商品に限ります。

おまけのテクニック:
鉢植えに関してのお手入れ編

用意するもの:ペットボトル(500ml)、キリ

ペットボトル、霧吹き

お手製自動潅水装置を簡単に作ることができるのでご紹介します。
これで、留守中の植物への水やりも大丈夫!!

空になったペットボトルのフタと底に、キリなどで1か所ずつ穴をあけ、水を入れて逆さまにし、庭木や植木鉢の隅に少し埋めて差しておく。これで、水は少しずつ土に吸い込まれていきます。

フタにあける穴の大きさは、逆さにしてみて、ポタッ、ポタッと水がゆっくり落ちるくらいにすることがポイントです。

その他に、鉢植え限定ですが、数日間留守にする場合はバケツに水を張って、その中に鉢をつけておくこともよいでしょう。

バケツの水は、鉢が3分の1浸るくらいの量で大丈夫です。
ただし、この方法は、根腐れしやすく、丈夫ではない植物には向きませんのでご注意ください。

鉢植えの水やり